インプラント
インプラントについて
インプラントは無くなった歯のアゴの骨の部分に人工歯根を埋め込むことによって、ご自分の歯と同様に噛めるようにする治療法です。
ブリッジのように健康な歯を削る必要もありませんし、入れ歯のように取り外す必要もありません。
当院では、サイナスリフト・ソケットリフト・GBR（骨造成）や静脈内鎮静法などの併用治療も行っています。
また、骨の高さや幅によってインプラントが困難と診断された患者さまでも上記治療法で可能な場合がありますので一度ご相談ください。
インプラント治療の流れ
1．問診・口腔内審査、治療説明
全身状態や現在の口腔内の状態を確認させていただきます。
隣在歯などに歯周病や根尖病巣などある場合には、そちらの治療を優先させていただく必要があります。
2．画像診断・口腔内模型の作製
残存歯の状態、埋入部位の骨の高径や幅を模型やレントゲン、断層レントゲン、CTで診断します。
最適なインプラントサイズを決定するためです。
インプラントにはいろいろなサイズがあります。
3．初期治療
インプラント処置前に噛み合わせを確立する必要があります。
虫歯や歯周病、顎関節症などの治療を行います。
4．インプラント埋入（埋入後に約2カ月間の保定期間を要します）
通常は１時間位の処置時間（実際の処置時間は20～30分位です）（局所麻酔）
埋入本数や追加治療など処置内容によって時間はことなります。
治療が怖い方など静脈内鎮静法（静脈内麻酔）を用いる追加治療もできます。
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5．インプラント印象採得
埋入後2カ月経過の後にインプラントおよび歯肉の状態を診断しインプラントの型を取ります。
通常は約1カ月で被せ物（上部構造）が完成しますが、使用するパーツや歯肉の状態によって期間を要する場合があります。
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6.インプラント上部構造完成（通常ですと約３カ月後）
いよいよインプラント上部構造の装着となりますが、長くご使用していただくためにメンテナンスが必要となります。
インプラントは歯槽膿漏に弱いです。しっかり歯周病管理をしていきましょう。
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難症例のインプラント治療
インプラント治療を行うためには、通常はそこにインプラントを植立できるだけの骨の量があるかどうかが問題になってきます。
しかし、解剖学的構造から見てインプラントを植立するのが難しいという人もいます。
例えば上顎では、上顎洞が非常に発達していて、十分なインプラント埋入深度のとれない場合。
下顎では、下顎神経血管束との位置関係でインプラントを深く埋入することができない場合などが、一般歯科医では難症例として扱われます。
骨が薄くてお困りの方や他院でインプラント治療は無理と言われた患者様もあきらめずに何なりとご相談ください。
骨誘導再生療法（GBR法）
歯槽骨や顎の骨の再生を促す治療方法です。
インプラントでは、埋め込む部分の骨量が十分でない場合におこないます。
状況により、骨補填剤（骨生成剤）を使用したり、患者様自信の骨（自家骨）を採取・移植して、骨の再生を促します。
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| 自家骨移植 | 自家骨＋インプラント同時埋入 | 自家骨＋インプラント同時埋入2 |
ソケットリフト法
上顎へのインプラントで顎の骨高径がたらずインプラントを埋め込むことができない場合におこなう手術です。
上顎の上には左右の鼻の奥に広がる大きな上顎洞という空間があります。
骨高径がなくインプラントがこの上顎洞を突き抜けてしまう場合、特殊な器具を使用して上顎洞底部の骨を押し上げ骨の高さを確保します。
サイナスリフト法
ソケットリフト法による骨幅の確保が難しい場合におこなう手術です。
上顎洞底面のシュナイダー粘膜を骨から剥離し、できた空間に自家骨や骨補填剤（骨生成剤）を充填していき骨幅を確保します。
骨が安定するまで一定期間おき、その後インプラント手術をおこないます。
静脈内鎮静法
当院では、希望により静脈内鎮静法でウトウトしている間に手術を終わらせることが出来ます。
静脈内鎮静法とは、簡潔に言ってしまえば寝ているような状態で手術を終了させるための麻酔方法です。
点滴を始めてから5分程度で麻酔が効きはじめます。
その後インプラント手術が終了するまで寝ているような状態です。
手術が終了し、覚醒を待ち（目が覚めるのを待って）終了となります。
静脈内鎮静法は以下の方に特にお勧めいたします。
・恐がりな方
・手術に対する不安感が強い方
・高血圧の方
・手術の範囲が広い方および難症例の方
・インプラントの本数が多く長時間の手術が必要な方
※注意事項
鎮静法を用いて手術を受けられる方は、当日は車やバイク、自転車などの運転を安全上控えていただきます。
また、自由診療のため保険が適用できません。
インプラントで鎮静法をご希望の方は、ぜひご利用ください。
症例
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